2016年04月06日
ＷＯＲＫ内容 当店に作業を依頼される方の参考にどうぞ
英国車 TRIUMPH, NORTON、BSA、ROYAL ENFIELD ・・・・・
イタリア車 DUCATI, MOTO GUZZI、MV AGUSTA ・・・・・
日本旧車/日本車 HONDA KAWASAKI YAHAHA SUZUKI ・・・・・
レストア、修理、電装ＷＯＲＫからエンジンＯ/H、カスタムからチューン、日常の整備から車検まで・・・。
今まで当店でおこなった修理や整備、輸入作業や車検作業等ＷＯＲＫ内容を紹介しているコーナーです。
当店に作業を依頼される方の参考になればと思い、コメントを付けて紹介しています。
英国車からイタリア車、ハーレー、国産旧車・日本車そして現行車まで幅広く対応いたしております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 整備について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
整備には仕事をお受けする前に詳しく説明・打ち合わせをしてから始めます。整備が始まってからは基本悪い個所を
実際に見てもらい説明してから作業しております。整備が終わってから納車する際には乗り方から含めて必ず試乗
してもらい、ひと通り説明してから納車しています。
乗り方や（始動の仕方等）、その後の調子を維持する為のご自身でのメンテナンス方法までご指導いたしますので
初めてビンテージバイクに乗る方も安心してお任せください。
その他、Ｚやマッハなど７０年代カワサキやホンダＣＢ７５０Ｋ等、国産旧車２スト/4気筒エンジンＯＨ/電装修理
モダントライアンフのエンジンチューン、カスタムも大歓迎です。各種お問い合わせください。
2016年04月05日
地味なお仕事
ビンテージバイクからカスタムバイク、現行車まで。タイヤ交換いたします。
当店では必ずホイールバランスまで取って交換しています。
ビンテージバイクといえどもタイヤ交換時、ホイールバランス取りは必要です（特にフロント）。
町のタイヤ屋さんでは断れることも多い、ビンテージバイクからカスタムバイク、外国車の
タイヤ交換いたします。ついでにブレーキ関係の点検も行います。プロのタイヤ交換を
お試しください。もちろん現行トライアンフ、ＳＲ、カワサキW650などの現行車のタイヤ交換もいたします。
ベスパやアプリリアなどの外国スクーターもどうぞ。
・ 取扱ブランド
ＡＶＯＮ、ＭＥＴＺＥＬＥＲ、ＭＩＣＨＥＬＩＮ、ＤＵＮＬＯＰ、ブリジストン、ＩＲＣ他。
どのタイヤメーカーがいいか、バイクにベストマッチするタイヤパターン等もご相談ください。
カタログ常備していますので見ながら診断しています。お好きなタイヤ取寄せいたします。
また、日本ではあまり馴染みない、例えばイタリア車系の特殊サイズのタイヤもアドバイス
いたしますので来店してご相談ください。
・・・・・・・・・ タイヤ交換 / ホイールバランス取り ・・・・・・・
正確には地味に大事なお仕事、タイヤ交換です。最近、何故かタイヤ交換の仕事が多く、地味〜に急がしい感じです。
町のタイヤ屋さんでは当店のような古いバイクや外国車のタイヤ交換はやってくれない所が多いようなので、
依頼されれば受けられるときはタイヤ交換だけの仕事も受けていましたが、これまであまり積極的に受けてこなかった私です。
理由は「めんどくさいから」・・・・というのは冗談で（笑）、半分本気です（スイマセン）。
「タイヤ交換なんて簡単・・・」と思っているみなさん、「チューブ噛まないように取付できた」がタイヤ交換
ではないですよ。ちゃんとバランスまでとっていますか？
バランスとらないと、交換してから異常に振動出るようになった/ハンドルが振られるようになったとかないですか？。
タイヤのマーキングも結局あてにならないのでバランス台によるバランス取りは必要です。
取付にも知識があって、タイヤ交換したらフロントフォークがストロークしなくなった、回転が渋いとかないですか？
身に覚えがあるでしょ。 ・・・・・・
タイヤ交換を積極的に受けてこなかった理由のもう一つに、当店が使うような特殊なサイズのタイヤは取引先に在庫がないことが多く、
せっかく買ったホイールバランサー台活用しないのももったいないのでこれから積極的に受けていこうと
思います。 喜んで極めていこうと思います！！
それと当店ではがぜんスポークホイールのタイヤ交換が多く、それ用のバランスウエイトやリムに貼り付ける
タイプのオモリが必要になるわけですが、これらオモリ、以外に値段が高い。
仕事としてはちょうどいい重さのものたくさんストックしておく必要があるのですが、タイヤ専門店ならまだしも当店にはちとキビシイ。
んで、代案としてよく通ぶったバイク乗りが語る「スポークにオモリの代わりにハンダ巻き巻き」もやってみると見た目シロウトくさく、
すげーダサイっす・・・。すぐ取れるし
。仕事としてだめですな。
そこで色々考えた結果、当店ではその重さの鉛溶かして１個１個「鋳造」してオリジナルの型で製作しています。
取れないようにきつくスポークにカシめられる設計、見た目もGOOD。
さらにこれなら42ｇとか28ｇとか、その必要な重さのものを任意に製作できます。
ビンテージバイクからカスタムバイク、町のタイヤ専門店で断られる外国車等のタイヤ交換いたします。
ホイール関係ブレーキ関係の点検も途中でおこなっていますのでプロのタイヤ交換をお試しください。
もちろん現行トライアンフ、ＳＲなどの現行車、チューブレスのタイヤ交換もいたします。
ベスパやアプリリアなどの外国スクーターもどうぞ。
当店では必ずホイールバランスまで取って交換しています。
ビンテージバイクといえどもタイヤ交換時、ホイールバランス取りは必要です（特にフロント）。
町のタイヤ屋さんでは断れることも多い、ビンテージバイクからカスタムバイク、外国車の
タイヤ交換いたします。ついでにブレーキ関係の点検も行います。プロのタイヤ交換を
お試しください。もちろん現行トライアンフ、ＳＲ、カワサキW650などの現行車のタイヤ交換もいたします。
ベスパやアプリリアなどの外国スクーターもどうぞ。
・ 取扱ブランド
ＡＶＯＮ、ＭＥＴＺＥＬＥＲ、ＭＩＣＨＥＬＩＮ、ＤＵＮＬＯＰ、ブリジストン、ＩＲＣ他。
どのタイヤメーカーがいいか、バイクにベストマッチするタイヤパターン等もご相談ください。
カタログ常備していますので見ながら診断しています。お好きなタイヤ取寄せいたします。
また、日本ではあまり馴染みない、例えばイタリア車系の特殊サイズのタイヤもアドバイス
いたしますので来店してご相談ください。
・・・・・・・・・ タイヤ交換 / ホイールバランス取り ・・・・・・・
正確には地味に大事なお仕事、タイヤ交換です。最近、何故かタイヤ交換の仕事が多く、地味〜に急がしい感じです。
町のタイヤ屋さんでは当店のような古いバイクや外国車のタイヤ交換はやってくれない所が多いようなので、
依頼されれば受けられるときはタイヤ交換だけの仕事も受けていましたが、これまであまり積極的に受けてこなかった私です。
理由は「めんどくさいから」・・・・というのは冗談で（笑）、半分本気です（スイマセン）。
「タイヤ交換なんて簡単・・・」と思っているみなさん、「チューブ噛まないように取付できた」がタイヤ交換
ではないですよ。ちゃんとバランスまでとっていますか？
バランスとらないと、交換してから異常に振動出るようになった/ハンドルが振られるようになったとかないですか？。
タイヤのマーキングも結局あてにならないのでバランス台によるバランス取りは必要です。
取付にも知識があって、タイヤ交換したらフロントフォークがストロークしなくなった、回転が渋いとかないですか？
身に覚えがあるでしょ。 ・・・・・・
タイヤ交換を積極的に受けてこなかった理由のもう一つに、当店が使うような特殊なサイズのタイヤは取引先に在庫がないことが多く、
タイヤの納期だけで仕事の段取りがスムーズに進まず、段取りを「う〜む」とさせることが多いのもやる気をそぐ要因の１つでした。
現にストック/在庫しといてもそんなに出ることもないのに場所だけ取るし性能を維持する為の保管も結構気を使う・・・。
現にストック/在庫しといてもそんなに出ることもないのに場所だけ取るし性能を維持する為の保管も結構気を使う・・・。
しかし最近、現行トライアンフも含め、タイヤ交換の依頼がぽつぽつあるし、取引先の業者の注文システムが
大幅に改善され、オンラインで在庫/値段がわかるようになり、発送もすぐしてくれて大変便利になったことと、せっかく買ったホイールバランサー台活用しないのももったいないのでこれから積極的に受けていこうと
思います。 喜んで極めていこうと思います！！
それと当店ではがぜんスポークホイールのタイヤ交換が多く、それ用のバランスウエイトやリムに貼り付ける
タイプのオモリが必要になるわけですが、これらオモリ、以外に値段が高い。
仕事としてはちょうどいい重さのものたくさんストックしておく必要があるのですが、タイヤ専門店ならまだしも当店にはちとキビシイ。
んで、代案としてよく通ぶったバイク乗りが語る「スポークにオモリの代わりにハンダ巻き巻き」もやってみると見た目シロウトくさく、
すげーダサイっす・・・。すぐ取れるし
。仕事としてだめですな。そこで色々考えた結果、当店ではその重さの鉛溶かして１個１個「鋳造」してオリジナルの型で製作しています。
取れないようにきつくスポークにカシめられる設計、見た目もGOOD。
さらにこれなら42ｇとか28ｇとか、その必要な重さのものを任意に製作できます。
ビンテージバイクからカスタムバイク、町のタイヤ専門店で断られる外国車等のタイヤ交換いたします。
ホイール関係ブレーキ関係の点検も途中でおこなっていますのでプロのタイヤ交換をお試しください。
もちろん現行トライアンフ、ＳＲなどの現行車、チューブレスのタイヤ交換もいたします。
ベスパやアプリリアなどの外国スクーターもどうぞ。
2015年09月29日
BSA A10 エンジンＯＨ
「 BSA A10 650cc 」
以前から取りかかっていたBSA A10 エンジンＯＨ、車検からの納車です。
BSA A10は写真からもわかるように、メグロ/カワサキがＷ１を製作する際に参考にしたバートチカルツイン
エンジンのお手本になった車両です。ＢＳＡかカワサキかというわけでなくどちらもいいバイクですね。
渋いカラーリングがまた素敵です。Ｗ１も以前に整備した記事を掲載しているのでそちらもどうぞ。
こ の車両は以前から整備させていただいて、ＤＣダイナモから強化したＡＣダイナモ変更による電装12Ｖ、
写真のように旧マグネトーからハブ化/フルトラ化と 電装を中心に一通りやらせていただいた車両です。
意外にカスタムしてあるでしょ！？電装トラブル/電装強化/車検対策ばっちりです。
なによりもクラシック バイクにありがちなメンテナンスの難易度も大幅に簡素化でき、オーナー自身の
維持管理もラクチンです。
今回はエンジンのＯＨの仕事です。信頼性や調子をもう１ランク上げるという作業ですので慎重に進めます。
クラシックバイク、特に英国はひとつひとつ手作業が多いので大変です。組立も仮組みして調子みながら
本組しないといけないので時間がかかります。その分試乗してすこぶる調子があがったときは感動もひとしお。
クラシックバイクって乗っててほんとに楽しいですね。
〜これからの長い冬季節（もうちょっと先か）、長期整備にはもってこい。各車種ＯＨ相談に乗りますのでのでよろしければどうぞ〜。
Ｐ/Ｓ
写真はヘッドを締めるときにスキマがなく、ボルト頭にソケットが入らず困っている写真。
日本車にはまずない光景です。この後ソケットを加工して対応します。このソケットは
今後一生使うことがあるのかというＢＳＡ-Ａ１０用特殊工具になりました（笑）
2015年04月13日
商品新着情報 最近のお仕事
・・・・・・・・・ スピットファイヤ マフラー取付 ・・・・・・・
トライアンフ Ｔ１００ / ＥＦＩ車にスピットファイヤマフラーの取付です。
バイクのカラーリングや雰囲気もいいのでとても格好良いです。もちろん
サウンドもＧＯＯＤ。乗り味も若干パワフルに感じられます。
ステー、エキパイ加工で対応する為スラクストンだけでなく、Ｔ100/ボンネビル
にもかっこよくフィッティングさせます。 ＥＦＩ車にも取付対応いたします。
・・・・・・・・・・・・ 商品新着情報 It's New ! ・・・・・・・・・・・
英国 ダンストール製品取扱始めました
カフェレーサーや英国車の高品質なカスタムパーツで有名な「ダンストール/Dunstall 」の
プロダクトの取扱始めました。リプロでないオリジナルダンストールデザインをお楽しみください。
ダンストール メンテナンススタンド
現行トラアンフのモダンクラシック用（T100/ボンネ/スラクストンetc)の
メンテナンススタンドです。リアタイヤが浮くのでタイヤの脱着や、
チェーンのメンテナンス、オイル交換等のメンテナンスが非常に
楽です。ガレージに１つはほしいメンテナンス工具。テコの要領で
スタンド台を立てたらバー（ロゴが付いてるバー）は取外できます。
バイクの長期保管にも便利。
ダンストール アルミタンク
カフェレーサーの定番、ＴＲＩＴＯＮアルミタンク。
加工が必要なので取付販売のみ。各車に取付いたします。
ダンストール フレキシブルハンドルバー
写真のように任意で角度が変えられるハンドルバーです。
アタリや逃げを自由に調整できるのでロケットカウルなどに
相性抜群です。サイズ１インチのみ。
クラシックレーサー ゼッケンプレート
・ クラシックレーサー ゼッケンプレート ＫＩＴ
写真最右にみられるクラシックレーサーのアルミニウムゼッケンプレート＆ブラケットステー
のセット。本格的なレーサー製作からカフェレーサーにも。車種を選ばないカスタムパーツです。
ゼッケンプレート材質アルミニウム。ブラケットステー材質ステール。
・ クラシックレーサー ゼッケンプレート
上記のセットのプレートのみでも販売します。材質アルミニウム。
写真のように立体的になっている、非常に凝ったメタルワークと
なっています。サイドに付けてもＧＯＯＧ。
・ フェアリングブラケットステー
上記のセットのブラケットステー。プレートだけでなく、ロケットカウル
などのファリングステーとしても便利な１品です。写真のようにステーが
２分割で伸びるのでフレキシブルにプレート/カウル位置決められます。
そのほかステー上部のネジ部はメーターやタコメーターの取付等に。
車種を選ばないカスタムパーツ。材質ステール。
・・・・・・・・・・・・ ちなみに最近の出来事で面白かったこと ・・・・・・・・・・・
来店してくれたお客様が乗ってらした車。1930年代のモーガンだって。すごいですね〜。
エンジンはマチレス製！。こんな車あるんですな〜。
それをちゃんと整備して乗ってるところが素敵です。とてもお洒落で格好よかったですよ。
ありがとうございました〜。
・・・・・・・ ちなみに最近の出来事で面白かったこと２ ・・・・
前日の1930年代のモーガンに続き、今度は激しく改造したワーゲンです。
バイク屋なのに、ここのところ珍しい車が集まります（笑）
古くからの友人の車なのですが、いつの間にかこんな車改造してました。
とてもカッコ良かったよ
。 ・・ただ店に来るときは静かにきてね
2014年03月26日
DUCATI Single スクランブラー 250cc / TRIUMPH 650cc TR6C
「 DUCATI Single スクランブラー 250cc 」
以前にも書いた年式1972年頃の非常に珍しい年式と仕様のDUCATI SCR 250、ドカティになります。
写真１左下の状態からエンジンＯＨ、電装新規、１２Ｖフルトラ化など調子よく走る為の整備1式です。
ドカティSingle全般的にはデロルト製のキャブですが、この車種の場合デロルトのキャブでなく
アマル製のキャブがノーマルとなります。しかし、当店に持ち込まれた時から日本製のキャブに換えられ
ていて、それがまったくセッティングが出ていない、下記にも書いてあるが、よくある「チョーク引けば〜実動〜」
的な状態のいつものパターン。理由は大体わかりますが。
そのため、この手のキャブ変更したバイクは整備はもちろんのこと、キャブのマッチング/見極作業から
照査が必要なので大変です。この手のキャブ変更したドカティシングルの調律を幾度経験したことか・・・。
そのあとのキャブセッティング＆走りこみにも時間がかかります。
しかし、きちんとセッティングをすれば若干不安定なノーマルキャブより格段に調子よく力強い走りとなる
高性能な日本製のキャブ。それとやはりトータル的な整備の上で調子を取り戻した古いバイクの良さ。
昔の性能の良い、一眼レフのカメラのシャッター音/シャッター感のように、「パタン」「パタタン」と
付いてくるアクセルの小気味いい感触。軽快なトルク感。乗っててなんて楽しい ・・・。
作業に時間はかかりましたがこれでほぼ全年代のドカティSingleの仕様を実際比較検証できた、
色々と再確認することが多い充実した仕事でした。 ドカティシングルの整備、おまかせください。
「 TRIUMPH 650cc TR6C 」
最初のお話はＥＸパイプのみの爆音バイクなのでサイレンサー（マフラー）を取り付けたいことでしたが、
引き取りにいって車両を見せてもらうとびっくり。当初の内容と若干内容が違い、始動困難、
走行困難のまったく調子のでていない状態でした。マフラー取付以前の問題の車両です。
サイレンサー（マフラー）つけても当たり前ですが調子は良くなりません。調子の悪いバイクに付けたって
調子よくなるわけないでしょ（泣）。
まずはＴＴぽくしたかったのかＥＸパイプ部のみであまりに爆音なのでサイレンサー（マフラー）取付です。
消音器がないと本気でタチの悪い爆音になってしまいます。地元川口のオートレーサーでもまだ静かです（笑）。
サイレンサー取付ですが写真のTR6Cをよく御覧ください。小振りなノーマルマフラーより大きい、
T120用のサイレンサー（マフラー）を取り付けました。オリジナリティを崩さず、さりげないけど、
ノーマルよりこっちのほうが迫力あってかっこよくないですか？ つまり今回はカスタムです。
サウンドもいい感じ♪
次に取付はできても、最大の難点はバイク自体の調子が非常に悪いことです。
先のドカティじゃないですがキャブがアマルから日本製のキャブになっており、それがタダの
ポン付けで、車両を購入したときからこういう状態だったとの事。信じられませんが納車時、店から家まで帰る
のに乗って帰ってこれなかったそうです。（そんな状態でそのショップもよく納車するよ（怒））。
またいい加減なショップ・セミプロの仕事のやり直しです。
特にキャブのセッティングはまったく合っていません。チョークで始動するが戻せば止まる、まったくの
走行不可といえます。先の「チョーク引けば〜実動〜」、「チョーク引けばエンジンかかるんですけど・・」の話
ですが、チョーク構造はセッティングとはまったく関係なく、大体の場合無茶苦茶なセッティングでもチョーク
引けばかかります。アマルのキャブなんてメインジェットがなくてもかかる。ティクラーで始動すればどんな
状態でもかかる。 市販のキャブもノーセッティングのポン付で始動するくらいにはなっています。
10分も走行すると止まるというのもそれですよ。「エンジンはかかるんで・・・」それはきちんと走るとは言いません。
よって素人にバイク売るとき上記のような状態でエンジンかかるを「常套句」として売ってくる奴は要注意と
いえます。
当店はクラシックバイク用の日本製キャブレターも取扱していますので調べてみると今回の車両もノーセッティングの状態
（汎用キャブ出荷状態という意味）」がそのまま付いていました。その手のキャブＫＩＴはトラ用のＫＩＴとはうたわれているけど
その都度、中身をセッティングしてね的な汎用キャブで、どんな状態で使うかわからないから初期状態で濃めに振ってあり、
とりあえず始動性を重視してあることがほとんどの状態（キャブセッティングは濃め→薄めがセオリー。薄めから始めると
最悪エンジン焼きつかせるから）。 で、チョーク引けば大体エンジンくらいはかかります。
まずはキャブセッティング以外に車体全体の整備・見直しからスタートです。点火タイミングもなんだかおかしそう。
その他ＥＧオイル、ミッションオイル関係、、走り出す・試乗する前に全て点検、調整し直します。試乗中に
焼きついたりおかしくなったら大変です。きちんと車体整備/調整がされいるこそのキャブセッティング作業。
省いて進めてはいけません。案の定ローターのネジが締まりきっていなかったり色々手直しが必要でした。
しかし声を大にして言いたいのは、きちんと調整/セッティングすれば、それはそれは力強く走ってくれる
高性能な日本製キャブ！。
例えて言うなら現行オートバイでノーマルキャブからＣＲやＦＣＲ、ＴＭＲなどのレーシングキャブに変えた
ときの走りの力強さ/性能のアップ感！楽しさ！。経験した人ならわかるはず！！
TRIUMPH 650cc TR6Cで具体的にいうと格段にトルク感（力強さ）のアップ、馬力のアップ感。
もりもり早く走るのをキャブレターの変更で体感できます。きちんと車体整備／調整／取付されていればですが。
そこで提案として、アマルキャブ / ノーマル車からひとつ走りのステップアップとしてキャブレターの変更、
クラシックバイク用の高性能な日本製のキャブへの変更はいかがですか？
外見のカスタムとは違う、走りを楽しむというバイクの本質のグレードアップに大変効果的です。
クラシックバイクに扱いやすさを求める方にもどうぞ。ケーブルから見直すのでツインキャブ車にも。
セッティングだすのに時間はかかるし、古いバイクにセットする為のコツやすり合わせ、加工等色々あるので
いままで積極的に宣伝してきませんでしたが、このままノウハウとして溜め込んでいるのももったいないので
キャブ単体のパーツ販売でなく、車両持込みの取付販売/セッテイングというスタイルで受付致します。
何故ならきちんと車体整備／調整／取付がされていることが大前提のパーツのアップグレード。
調子の悪いバイクに、なに付けたって調子よくなりません（泣）。 よろしくお願いいたします。
2014年03月25日
ＢＳＡ Ｃ１５ 納車
去年からやっていたＢＳＡ Ｃ１５の仕事がやっと完成しました。 写真左が完成写真、右が元の状態です。
右の状態からエンジンＯＨ、電装新規＆１２Ｖフルトラ化、ケーブル類新規製作他、今回はサビサビだった前後の
リム＆スポークも新品で組み直し、ベースが錆びてヤバいことになっていた座席シートも新品にしました。
足回りと、でかい目立つシートというパーツが綺麗になったので完成写真のようにだいぶ見かけもきれいに
なりました。バイクは足回りをきれいにするとぐんと見栄えがよくなります。もちろん見かけだけでなくエンジンの
調子、走りもばっちりです。ほぼ全てに手をいれていったので実務とても長期となり、レストアに近い整備内容です。
整備に時間をかけるのはもちろん、ここで声を大にして言いたいのは出来上がってからの試乗調整にも時間
をかけて当店では試乗していきます。 結局約2週間以上ほぼ毎日試乗＆調整して、納車前にエンジンＯＨ
後のならしは終わっているくらい乗りこみました（笑）。古いバイクの試乗は数十分の試乗〜では完結しません。
必ず数日に分けて始動の具合、セッティング等の具合をみることが大切です。
例えば修理後走って、今日は始動良くても次の日なんか始動悪い、または走っていると止まるなど、クラシック
バイクの調子はその日その日で安定具合が違うのです。蘇らせたクラシックバイクはなおさらです。
乗りながら整備調整していくのはもちろん、ゴーアンドストップ・再始動・若干の渋滞等その人の使い方を想定
しながら試乗します。その車体個々のクセや特徴もこの時つかんでいきます。
お客に納車するときにはそのバイクのスペシャリストでなくてはなりません。たっぷり試乗しているので気候の
バラバラの毎日の始動の仕方の要領から、再始動、長時間走るときの注意やアイドリング特徴など全て把握
しているので前もってきちんと説明できます。そして納車の時にはもちろんご本人自身にエンジン始動してもらい
試乗してもらってから感想を聞き、毎日の保管や今後のメンテナンスを説明してから納車完了となります。
（オークションや個人売買で買った人ほとんどが始動の仕方やメンテナンスの仕方、旧車でやってはいけない
ことを知らないのはつまりこのことなのでは？）
遥か昔、私がまだ雇われ人のバイク屋の頃は社長に試乗に時間をかけすぎだとよく怒られていましたが、
古いバイクを整備するには絶対にこのことは必要だと思っていたので自分で店を持ったら必ず実践して
いこうと誓っていました。時間をきちんとかけて整備と試乗できてアフターフォローできる現在の環境を
私はやっと手に入れることができたのです。
古いバイクを扱うショップなら納車時のきちんとした説明や受渡・アフターフォローも専門店ならでは重要な
仕事のファクターの1つだと考えます。
時間のかかった仕事の完成には達成感と共に一入の感慨があります。ちょっと昔を思い出しました・・・・・・。
○ ○ ○ ○ ○ ○
そしてこの話にはそれらを象徴する後日談があります。何十年も前の古いバイクが蘇って走り出す
ということはどういうことかも合わせてお読みください
先ほど大変整備に時間がかったと書きました。お客様にも相当お待たせしたと思います。それでも納車前に
たっぷりと毎日のように試乗して相当時間かけて乗り込ませて納車させていただきました。
それから納車後すぐ〜１０日くらいたってクラッチがおかしくなるトラブル発生。以下写真。
クラッチがスカスカで切れなくなるトラブル発生。原因はクラッチのプッシュロットを押す、アームの金属部分が
突然破損。写真ではわかりにくいですが完全に破損しているのではなくクラックが入って、プッシュロットを
押して力が加わるとクラックが開いて力が逃げるというなんともわかりにくい破損。しかしクラッチまわりは
分解、点検、消耗部品は交換し、クラッチケーブルもすでに新品に作り直していたので原因の絞込みが
容易に限定できすぐに発見できました。
当店では乗りだしてからトラブルに見舞われる箇所は先回りして前もってやってあります。例えば電装や
突然切れるケーブル類、エンジンのダキツキ、キャブのセッティング等その他前もってやっておきましたが
今回は新手のトラブルを経験しました。
しいて言えば、あれだけの間/走行距離試乗したのだからどうせならその時破損してほしかった、納車後でなく・・、
と思いつつすぐに交換。 それでこの作業納車後すぐでしたので無料でやらせていただきました。アフターフォロー
もきちんと対応していきたいと思います。
敬具。
ＢＳＡ Ｃ１５ 修理お申し付けください。 乗り方からその後の調子を維持する為のご自身でのメンテナンス方法
までご指導いたしますので初めてビンテージバイクに乗る方も安心してお任せください。豊富な知識で対応いた
します。古いバイクのレストア等もご相談ください。
またＢＳＡ Ｃ１５のパーツもお問い合わせください。当店の特色としてＢＳＡ Ｃ１５のパーツ等もＣ１５専用で取り
扱っております。パーツ取寄せについてはカテゴリ内の「英国車/レストア・修理の為のパーツ取寄せについて」を
御覧ください。
2013年07月20日
古いのやってます パート��
先月からの続きです。先月６月は英国車の「古いの」でしたが今度はイタリア車の「古いの」です。７月からはイタリア車の「古いの」やってます（笑）。
前回はＢＳＡ２台でしたが今度はＤＵＣＡＴＩ２台です。なんだか同じものが続くときは続きます。エンジンのＯＨと配線の引き直し等一通りやります。
奥側黄色いのが先に作業の終わった、DUCATI Singleでもっとも有名な、いわゆるイエローデスモ450ｃｃ。
そして今回なんといっても注目してほしいのが手前の赤いドカティスクランブラー250ｃｃ。数多くDUCATI Singleを手がけてきましたが日本では
非常に珍しい年式と仕様、年式的には1972年頃のDUCATI SCR 250です。いわゆるスパニッシュドカといわれる年代のDUCATI Singleになります。
これぞスクランブラーというデザインで格好いいです。今の時代とても斬新に見えます。特にライトステーの作り/構造に注目！。カスタム車のお手本にどうぞ。
これ以前のナローケース時代からワイドケース、８０年前後のＶＥＮＴＯまでいろいろ修理しましたが、これはいい機会！いろいろ偏見のあるスパニッシュドカ
について検証するいい機会です。
私前々から提言したかったのですが、DUCATI Singleに対しての上下関係というか１部のバカなマニアの完全な偏見とも言える
DUCATI Single / スパニッシュドカについて語りたいと思います。
「その人たちの言う」いわゆるスパニッシュドカとはドカティ社がスペインのバルセロナ２４時間耐久レースに力を入れるためにスペインで車両を現地生産し、
けっこう晩年までスペインで生産していたイタリア生産ドカティでないものを指すらしのですが、パーツは同社のものを使い組み立てを現地でおこなっていただけ
なので実際上の２台を比べ検証しても当たり前というか、はっきりいって本国製（この言い方もどうなのか・・・）と比べて何も良し悪しはありません。
むしろ年式とともに写真のヘッドなんか材質の質も良く、ちょっとしたことですがロッカーアームピンも抜きやすいように変更されてバラシやすくなってる気がします。
「言われる」鋳造の悪さやネジ穴の弱さはまったく感じません。
タイミングギアも樹脂製に変更されていますが軽量化と耐久計算がきちんとできるようにデータ化されたからです。何十年も前のバラしても何も問題ない。
また、仮に磨耗して使えなければ交換すればいいし何十年も前のビンテージバイクの修理やＯＨでは普通のこと。
ちなみに晩年のツインのタイミングベルトは樹脂どころかゴムなんですけど。
仕様修正変更なんかはトライアンフやＢＳＡなど英国勢や古いバイクでは当たり前のことです。そして７０年以降のDUCATI Singleは足周り、
電装などは耐久性や性能も年式とともにきちんと進化し、古いバイクのわりに維持しやすい、修理/チューン等の入手しやすい/明るいパーツ事情にも
一役買ってると思いますが。
タイミングカバーに「MADE IN ITALY」と入っているのがイタリア産でそうでないのがスペイン産というならばこいつにもちゃんとITALYと入っています。
見分けは年式とかタコの取り出しカバーとか、フレームのステッカーなどあるが、「性能」とはまったく関係ない。MADE IN DUCATIでいいと思いますけど。
いったいスパニッシュドカの何が悪いのか？
イタリアのメーカーなのにイタリアで作っていないのがいけないのか？ではアメリカで作っているＵＳトヨタは質が悪いのか？
レースに参戦する為に活動拠点を新設し部品開発等現地生産しているイギリス産ホンダもダメなのか？
だいたいスペインといえばもともとモーターサイクル文化のレベルの高いお国柄で、数多くの優秀なレーサー達を輩出し自国でもオッサやブルタコなどの
バイクメーカーがある国でそこで生産する製品が質が悪いとはとても思えない。ゴーグルで有名なクライマックスもスペインです。
ちなみにパブロ・ピカソやサルバドール・ダリ、アントニオ・ガウディもスペイン。デザインやアートの世界でも相当お洒落（笑）。
さらに言うとSCRのもっとも成熟した、73年以降のMarzocchiフォークを使ったフランス仕様車やブラックフェイスのかっこいいSMITHSメーターを使い、
アルミリム、ブラック塗装のイギリス仕様車などの各国輸出仕様車なんかもダメなのか？イギリス仕様車なんかそうとうカッコいいけど。
７０年以降の車両は逆にレアで高価なパーツでかためられ完成された、貴重な年式だと思うけど。走りもとても素晴しい。
なんだか愚痴っぽくなりましたがドカに限らずたまにそういうことをいう輩がいて疲れます。憤慨しているのですよ（泣）。
ビンテージHONDAやKAWASAKI / Z、ハーレーの世界にもこういう輩いるでしょ？（笑）。
んで今回やることになった７２年の赤いドカティスクランブラー250ｃｃ。そういう意味でもきちんと整備し調子よくして証明します。久々に力が入るというお話でした。
2013年06月06日
古いのやってます ＆ ６月新着商品情報
車検ラッシュから四月五月の雑用事で東奔西走することも終わり、新しく入ってきた本来の仕事にやっと落ち着いてかかれるようになりました。初始めは新しいモダンバイクばかりでしたが
6月からは「古いの」やってます（笑）。
写真１の左は1950年代後半のBSA C15 250ｃｃ、整備1式の仕事です。 英国車の250ｃｃというとトライアンフのタイガーカブが有名ですが、BSA C15は1950年代後半から1970初頭まで
長期に渡り生産され、実用車からライトウェイトスポーツ車、トライアルと多種に渡りモデルチェンジや改良を繰り返してきた、英国車の小排気量の中でも珍しい長寿の車両です。
その性能も長期に渡り改良を繰り返してきただけあって、誤解を恐れずいうとノックダウン感が否めないあまり作りが良くない小排気量系のトライアンフ（特にタイガーカブ）に比べるとフレーム、
エンジン設計、電装ともに整備しやすく、とてもしっかりした設計となっています。
BSAはゴールドスターに代表されるように英国車らしい単気筒のエンジンの造詣にも深いのでトラカブよりも１つ走りに力強く味わいがあります。60年代後半にはいると結局丈夫な設計のC15エンジンは
スモールシングルのトライアンフにも搭載されます。
さて仕事は何年も乗っていなかった車両をきちんと走る様にすることですが、腰上の分解、電装/配線の引き直し等当然多種に渡りとても時間と手間がかかります。腰上をバラすとやはりピストンの軽い焼き付きや
シリンダー内の錆、バルブべたアタリ、ステムのがたなどバラしてみないとわからない危険な症状が続々と発見できます。もし簡単な整備で現行中古車のような始動をさせていたらすぐに焼き付き、クランクの破壊等
取り返しの付かないことになっていたでしょう。何年も動かしていないビンテージバイクはこの所が重要です。過去にエンジンがかかっていたからといって、最低限必ず腰上はバラして燃焼室やクランク関係のチェックはしましょう。
電装/配線の引き直しですのでフルトラ１２Ｖ化もおこないます。ステーターコイルも初期ルーカスの12Ｖできないコイルが付いていました。当然これらの部品も信頼性のあるものと全て交換します。
部品のチョイスにも英国車にはノウハウがあります。BSA C15のように長期生産された車両はエンジン内部のマイナーチェンジも多雑にあり、パーツリストやなど資料からのデータ収集は必須。
そこからわかる部品のスペックから今度は実際の部品の測定も必須となります。C15はパーツリストの載っているだけでも３〜４種類の圧縮比の違うピストンがあり年式/モデルによって違います。
当然エンジン番号からの年式から正しくそれがわかるわけもなく、実際の目視や圧縮比の実測（写真右）も必要となります。実際に組まれているピストンが本当に正しいか、妙なハイコンプな
ピストンが組まれていないかデータや資料、実エンジンからきちんと判断し正しくチョイスしなければなりません。クランクの状態などこのときわかるのでどこまでやるかすぐわかります。
やはりちょっと怪しいピストントップ形状と圧縮比、サイズも相当オーバーサイズのピストンですのでＳＴＤに戻し、よってシリンダーからやり直しします。純正BSAのスリーブには色々問題があるので
シリンダースリーブはオリジナルで製作します。純正を使えばいいというわけではないのでBSAは（英国車は）大変です。その他にもマニュアルや教則本にもでていないノウハウがBSAにはたくさんあります。
パーツがある程度定まったら海外との在庫パーツの確認、やりとりがこちらに実際パーツが届くまで続きます。パーツが揃うまでとても手間と時間がかかります。
圧縮比の実測は国産車だったらまずデータやパーツリストが信用できるのであまり馴染みはないですが英国車を整備するには必ず後にひびいてくる重要な計測です。そのことからいっても腰上をばらし
チェックすることはとても重要といえます。整備の関してもBSA C15に限らず英国車や古いバイクは最初から専門店できちんと整備されたものを購入されることをお勧めします。始動の仕方から、乗り方、
維持の仕方、メンテナンスの仕方まできちんと面倒見てくれるショップを選びましょう。よく個人売買で専門知識のない中途半端なセミプロや洋服屋等他業種の輸入業ショップが「現状車」として整備なしで
売っていますが後で「必ず」高くつきますので結局損ですよ。
今回依頼された仕事のほかに当店に在庫のBSA C15（写真１の右）があったのでこちらも同時にＯＨし売り物にしていきます。
腰上の分解してみるとやはりピストンの交換が必要でクランクの状態も良くないので完全フルＯＨします。依頼された車両は点火システムがデストリビューター車ですが在庫の車両はサイドポイント車です。
2台とも配線引き直しに加え12Ｖ化フルトラ化していきます。電装の強化、始動/走行/メンテナンスの容易さ、全てにおいてメリットがあります。
在庫のBSA C15はBSA C15の中でもおすすめなサイドポイント車でバチッと仕上げますので興味のある方はお問い合わせください。オリジナルのスタイルでレストアしても十分かっこいいし、
スペシャルトレイル風に仕上げてもかっこいい。実は自分がしばらく乗りたいので作っているのです（笑）。
2010年11月19日
古いバイクの整備について
今年もあっという間に１１月半ばですねー。「WORK」の更新ほとんどしていませんでしたので久々に作業の整理や抱負の意味も含めて振り返ってみたいと思います。
今年は去年からの仕事の完成や、ちょいと複雑で長期化する仕事が多かった気がします。ドカティのエンジンＯＨや電装修理から始まり、マチレスＧ８０や
Ｒ-エンフィールド/スーパーメテオなどちょっと珍しい車両の修理が多かった（仕事依頼として受けた）のも今年の特徴だったかな。
まずは一見に如かずというか、あわせて当店に作業を依頼される方の参考になればと思い、写真・コメントを付けて紹介していきます。ご参考ください。
下記はイタリア車、英国車他すべての古いバイクの整備にあてはまります。
「DUCATI SINGLES 電装修理/エンジンＯＨ 」
ドカティシングルの整備３連発です。まずはナローケース２５０ｃｃ、ワイドケース４５０。
それぞれまず最初の仕事の入口は電装の修理だったり、１２Ｖ化フルトラ化の依頼だったりします。
その内２台は個人売買やネットオークションで車両を入手とのこと。
お客様的には「エンジンかかる」とか「動く」だったり「以前は動いていた」だったりします。
まずはしっかりお話聞き、当店の整備概要を説明して賛同していただいたのでお受けしました。
写真のように２台とも電装、１２Ｖ化云々の前にエンジンご覧の通りです。シリンダー/ピストンの痛みやビックエンドのガタ、
ベアリングのガタ、クラッチハウジング、クランクケースの摩耗、ヒビ、キャブの中身やセッテイングもグダグダです。
エンジンだけでなく車体関係も。各ワイヤーケーブルの作りなおしや走行テスト後の車体周りの修理も発生します。
当然電装だけのピンポイントな修理だけで終わるわけもなく、ましてや１２Ｖフルトラ化したとしても調子良く走るわけもない状態の車両です。
このように古いバイクの場合、全てをきちんとトータル的に見直していかないと調子良く走るようにはなりません。
何年もずっと動かしていない車両も写真のようにシリンダー内部やピストン/リングの状態しっかりチェックしてから始動しないと非常に危険です。
外見がなんとなく良くても、「エンジンかかって」も古いバイクは電装・キャブ・エンジン内部など他と複合して痛んでいる場合がほとんどで
積み木をしっかり積み上げるように「ここは大丈夫」という箇所をしっかり作って（チエックして）次に進んで作業していかないといくらやっても
全く調子はでないのです。
結局２台ともエンジンフルＯＨ。その１つの過程として１２Ｖ化やフルトラ化。その後しっかり試乗テスト。ここからキャブセッテイングやフロントフオークＯＨ、
ブレーキのＯＨ等、やはり車体周りの修理ひと通り。当然本人に試乗してもらい、始動の仕方や乗り方、車両を維持するためのメンテナンスの仕方を
説明して納車完了です。うーん、長かった(笑)！
以上の理由により当店では古いバイクの車両整備に関してはピンポイントな「〜だけ」の修理は受けておりません。
お受けした修理（電装、エンジンＯＨ等）の他に修理する必要があれば必修整備とし、車両を調子良く走らせる為の
トータル的な整備完了までを一区切りとした整備内容を当店の「整備概要」としてお受けしています。
整備には仕事をお受けする前にきちんと説明・打ち合わせをしています。整備が始まってからは基本悪い個所を実際に見てもらい説明してから作業します。
もちろん交換したパーツは全てお渡しいたします。整備が終わって納車する際には乗り方から含めて必ず試乗してもらい、ひと通り説明してから納車しています。
乗り方や（始動の仕方等）、その後の調子を維持する為のご自身でのメンテナンス方法までご指導いたしますので初めてビンテージバイクに乗る方も安心してお任せください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次にワイドケースDESMO２５０。この仕事について私はショップのあり方や仕事の受け方について
考えさせられた仕事であります。
まずは下記のワイドケースDESMO２５０の写真をご覧ください。すごいでしょ！ロッカーアーム/カム他見事に削れてます！
まずはワイドケースDESMO２５０について。電装修理の依頼にてお話いただきましたが先のドカティのように車両の状態みてみないと分からないし、
バイクの調子悪い原因が電装だけとは限らないのでまずは車両をみたいと説明。
しかし、オーナーが北海道の遠方の方（当店埼玉）だったので仕事受けるかどうか迷ったが、電話では以前からドカティ DESMO ２５０を乗っていて古いバイクに精通していたことと、
最近エンジンだけをどこかでＯＨしたが調子がでず、さらに今度は火花が飛ばなくなって始動できないのでどうせなら電装１式やりたいとのことで、車両を丸ごと送っていただけること、
トータル的に車体を見直す概要を理解していただいたのでお受けいたしました。
オーナーが遠方で乗ってこれない/見せに来れない場合、整備が始まってからの悪い個所を実際に本人に見てもらい緻密に説明ができないので基本お断りしています。
納車時も本人に直接整備の説明や始動/試乗してもらうこともできないので。例えば「始動しない」の原因が本人の始動の仕方が悪いのか、何かこっちのミス
なのかかわからないし、納車後のアフターフォーローも遠方だと限界があると思うからです。
まずは車体チェック。ぱっと見た感じ、とてもきれいでこれなら作業も電装だけで済むかなと思いつつ、エンジンかける前に軽くクランキング。確かに火花がでないが、
それ以前に足にゴリゴリッと伝わるキックした妙な感じと、ヘッドから聞こえる異音。おかしい・・・。
取りあえず電装進めてキャブ等も一応開けてチェック。始動準備はできたがやはりキックのゴリゴリとした妙な感じと、ヘッドから聞こえる異音が気になる・・・・。
オーナーによればエンジンＯＨ済みとのことだがもう一度確認とよく事情を聴こうとＴＥＬ（この辺も来店してもらいキックしてもらえば状況すぐわかるのに遠方とのやり取りだとわずらわしい）。
事情を説明し話を聞く。こちらとしてもこのまま原因を究明せずに始動させるのも怖いのでオーナーと相談して許可を得て腰上バラした結果、この有様です。
すごいです！ロッカーアームが見事に削れています！貴重なDESMOのカムも！鉄粉により当然ベアリングもダメ、ヘッド内部の回転系・駆動系パーツに激しく
こびりつきどこまで正常なのか・・？エンジン内部にも当然この鉄粉は激しく流れ込んでいるはずです。何故このようなことになったのか？理由はオイルポンプの破損により
ヘッドにオイルが回っていなかったからです。オイルポンプの破損ということは当然クランクにもオイルは回っていません。腰下もバラさないと何が起こっているかわかりません。
結局エンジンフルＯＨ、全てやり直しです。
もともとフルＯＨしたのはショップではなく某セミプロで、オーナーはエンジンを車体から外し単体にして送ってＯＨしてもらったようです。
エンジンだけのＯＨでその後の車体のコンデションがおえない、はたしてこのやり方は仕事の受け方としてどうなのか？
プロとしてこの手の仕事の受けかたを私なら絶対しません。例えエンジンのＯＨの仕事を完全にしたとしてもその後のエンジン積む、キャブ設定、慣らし等大事な作業を他の人がきちんとしてくれるのか？
最後まで自分で見えない作業で「ここは絶対大丈夫」という積み木を自分でしっかり積み上げることができない仕事の仕方に私はとてもうまくいくとは思えないし、うまくいかなかったら誰が責任とるのか？
この仕事も最初から車体持ち込みのエンジンＯＨ作業で、ＯＨしてからきちんと確認・数日にわけて試乗テストしてれば納車前にすぐに発見できて自分の所で処理できて大事には至らずに済んだのでは？
生意気を言うようですが、趣味が高じて始めたセミプロの方、ちょっと片手落ちの仕事の受け方や内容が多い気がします。
先のＨ−Ｄスプリントもそうですが、ここんとこセミプロや洋服屋等他業種の輸入業者の中途半端な販売による仕事のやり直しの話が非常に多いので私大変遺憾に思います。
押し付けられても当店受けませんよ（怒）。 そういう輩、本当にバイクのこと好きなんでしょうか・・・・。
もう一度言います。以上の理由により当店では古いバイクの車両整備に関してはピンポイントな「〜だけ」の修理は受けておりません。
お受けした修理（電装、エンジンＯＨ等）の他に修理する必要があれば必修整備とし、車両を調子良く走らせる為の
トータル的な整備完了までを一区切りとした整備内容を当店の「整備概要」としてお受けしています。
ついでに現在やってるトライアンフの仕事（写真下）。これもヘッドのオイル止め的な仕事で入ってきた、当店まで「普通に乗ってきた」バイクのエンジン。あけると御覧の通り。
ピストン焼きつく寸前、スタッドと燃焼室の間のクラック他、完全腰上ＯＨの状態でクランクがＯＫなだけまだましの状態です。
これが古いバイクの現実です。申しわけありませんがお客様のよく言う「動くんだから」「エンジンかかるんだから」はこのレベルです。
よって本当にしっかりチェックしてみないとどこまでＯＫなのかわからないし最初から工賃も言えません。実際に痛んでるとこ見てもらわないと
オーナー自身も車体の現状わからないですよねー。この後悪い個所を実際に見てもらい説明してから次の作業に移ります。
今年は去年からの仕事の完成や、ちょいと複雑で長期化する仕事が多かった気がします。ドカティのエンジンＯＨや電装修理から始まり、マチレスＧ８０や
Ｒ-エンフィールド/スーパーメテオなどちょっと珍しい車両の修理が多かった（仕事依頼として受けた）のも今年の特徴だったかな。
まずは一見に如かずというか、あわせて当店に作業を依頼される方の参考になればと思い、写真・コメントを付けて紹介していきます。ご参考ください。
下記はイタリア車、英国車他すべての古いバイクの整備にあてはまります。
「DUCATI SINGLES 電装修理/エンジンＯＨ 」
ドカティシングルの整備３連発です。まずはナローケース２５０ｃｃ、ワイドケース４５０。
それぞれまず最初の仕事の入口は電装の修理だったり、１２Ｖ化フルトラ化の依頼だったりします。
その内２台は個人売買やネットオークションで車両を入手とのこと。
お客様的には「エンジンかかる」とか「動く」だったり「以前は動いていた」だったりします。
まずはしっかりお話聞き、当店の整備概要を説明して賛同していただいたのでお受けしました。
写真のように２台とも電装、１２Ｖ化云々の前にエンジンご覧の通りです。シリンダー/ピストンの痛みやビックエンドのガタ、
ベアリングのガタ、クラッチハウジング、クランクケースの摩耗、ヒビ、キャブの中身やセッテイングもグダグダです。
エンジンだけでなく車体関係も。各ワイヤーケーブルの作りなおしや走行テスト後の車体周りの修理も発生します。
当然電装だけのピンポイントな修理だけで終わるわけもなく、ましてや１２Ｖフルトラ化したとしても調子良く走るわけもない状態の車両です。
このように古いバイクの場合、全てをきちんとトータル的に見直していかないと調子良く走るようにはなりません。
何年もずっと動かしていない車両も写真のようにシリンダー内部やピストン/リングの状態しっかりチェックしてから始動しないと非常に危険です。
外見がなんとなく良くても、「エンジンかかって」も古いバイクは電装・キャブ・エンジン内部など他と複合して痛んでいる場合がほとんどで
積み木をしっかり積み上げるように「ここは大丈夫」という箇所をしっかり作って（チエックして）次に進んで作業していかないといくらやっても
全く調子はでないのです。
結局２台ともエンジンフルＯＨ。その１つの過程として１２Ｖ化やフルトラ化。その後しっかり試乗テスト。ここからキャブセッテイングやフロントフオークＯＨ、
ブレーキのＯＨ等、やはり車体周りの修理ひと通り。当然本人に試乗してもらい、始動の仕方や乗り方、車両を維持するためのメンテナンスの仕方を
説明して納車完了です。うーん、長かった(笑)！
以上の理由により当店では古いバイクの車両整備に関してはピンポイントな「〜だけ」の修理は受けておりません。
お受けした修理（電装、エンジンＯＨ等）の他に修理する必要があれば必修整備とし、車両を調子良く走らせる為の
トータル的な整備完了までを一区切りとした整備内容を当店の「整備概要」としてお受けしています。
整備には仕事をお受けする前にきちんと説明・打ち合わせをしています。整備が始まってからは基本悪い個所を実際に見てもらい説明してから作業します。
もちろん交換したパーツは全てお渡しいたします。整備が終わって納車する際には乗り方から含めて必ず試乗してもらい、ひと通り説明してから納車しています。
乗り方や（始動の仕方等）、その後の調子を維持する為のご自身でのメンテナンス方法までご指導いたしますので初めてビンテージバイクに乗る方も安心してお任せください。
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次にワイドケースDESMO２５０。この仕事について私はショップのあり方や仕事の受け方について
考えさせられた仕事であります。
まずは下記のワイドケースDESMO２５０の写真をご覧ください。すごいでしょ！ロッカーアーム/カム他見事に削れてます！
まずはワイドケースDESMO２５０について。電装修理の依頼にてお話いただきましたが先のドカティのように車両の状態みてみないと分からないし、
バイクの調子悪い原因が電装だけとは限らないのでまずは車両をみたいと説明。
しかし、オーナーが北海道の遠方の方（当店埼玉）だったので仕事受けるかどうか迷ったが、電話では以前からドカティ DESMO ２５０を乗っていて古いバイクに精通していたことと、
最近エンジンだけをどこかでＯＨしたが調子がでず、さらに今度は火花が飛ばなくなって始動できないのでどうせなら電装１式やりたいとのことで、車両を丸ごと送っていただけること、
トータル的に車体を見直す概要を理解していただいたのでお受けいたしました。
オーナーが遠方で乗ってこれない/見せに来れない場合、整備が始まってからの悪い個所を実際に本人に見てもらい緻密に説明ができないので基本お断りしています。
納車時も本人に直接整備の説明や始動/試乗してもらうこともできないので。例えば「始動しない」の原因が本人の始動の仕方が悪いのか、何かこっちのミス
なのかかわからないし、納車後のアフターフォーローも遠方だと限界があると思うからです。
まずは車体チェック。ぱっと見た感じ、とてもきれいでこれなら作業も電装だけで済むかなと思いつつ、エンジンかける前に軽くクランキング。確かに火花がでないが、
それ以前に足にゴリゴリッと伝わるキックした妙な感じと、ヘッドから聞こえる異音。おかしい・・・。
取りあえず電装進めてキャブ等も一応開けてチェック。始動準備はできたがやはりキックのゴリゴリとした妙な感じと、ヘッドから聞こえる異音が気になる・・・・。
オーナーによればエンジンＯＨ済みとのことだがもう一度確認とよく事情を聴こうとＴＥＬ（この辺も来店してもらいキックしてもらえば状況すぐわかるのに遠方とのやり取りだとわずらわしい）。
事情を説明し話を聞く。こちらとしてもこのまま原因を究明せずに始動させるのも怖いのでオーナーと相談して許可を得て腰上バラした結果、この有様です。
すごいです！ロッカーアームが見事に削れています！貴重なDESMOのカムも！鉄粉により当然ベアリングもダメ、ヘッド内部の回転系・駆動系パーツに激しく
こびりつきどこまで正常なのか・・？エンジン内部にも当然この鉄粉は激しく流れ込んでいるはずです。何故このようなことになったのか？理由はオイルポンプの破損により
ヘッドにオイルが回っていなかったからです。オイルポンプの破損ということは当然クランクにもオイルは回っていません。腰下もバラさないと何が起こっているかわかりません。
結局エンジンフルＯＨ、全てやり直しです。
もともとフルＯＨしたのはショップではなく某セミプロで、オーナーはエンジンを車体から外し単体にして送ってＯＨしてもらったようです。
エンジンだけのＯＨでその後の車体のコンデションがおえない、はたしてこのやり方は仕事の受け方としてどうなのか？
プロとしてこの手の仕事の受けかたを私なら絶対しません。例えエンジンのＯＨの仕事を完全にしたとしてもその後のエンジン積む、キャブ設定、慣らし等大事な作業を他の人がきちんとしてくれるのか？
最後まで自分で見えない作業で「ここは絶対大丈夫」という積み木を自分でしっかり積み上げることができない仕事の仕方に私はとてもうまくいくとは思えないし、うまくいかなかったら誰が責任とるのか？
この仕事も最初から車体持ち込みのエンジンＯＨ作業で、ＯＨしてからきちんと確認・数日にわけて試乗テストしてれば納車前にすぐに発見できて自分の所で処理できて大事には至らずに済んだのでは？
生意気を言うようですが、趣味が高じて始めたセミプロの方、ちょっと片手落ちの仕事の受け方や内容が多い気がします。
先のＨ−Ｄスプリントもそうですが、ここんとこセミプロや洋服屋等他業種の輸入業者の中途半端な販売による仕事のやり直しの話が非常に多いので私大変遺憾に思います。
押し付けられても当店受けませんよ（怒）。 そういう輩、本当にバイクのこと好きなんでしょうか・・・・。
もう一度言います。以上の理由により当店では古いバイクの車両整備に関してはピンポイントな「〜だけ」の修理は受けておりません。
お受けした修理（電装、エンジンＯＨ等）の他に修理する必要があれば必修整備とし、車両を調子良く走らせる為の
トータル的な整備完了までを一区切りとした整備内容を当店の「整備概要」としてお受けしています。
ついでに現在やってるトライアンフの仕事（写真下）。これもヘッドのオイル止め的な仕事で入ってきた、当店まで「普通に乗ってきた」バイクのエンジン。あけると御覧の通り。
ピストン焼きつく寸前、スタッドと燃焼室の間のクラック他、完全腰上ＯＨの状態でクランクがＯＫなだけまだましの状態です。
これが古いバイクの現実です。申しわけありませんがお客様のよく言う「動くんだから」「エンジンかかるんだから」はこのレベルです。
よって本当にしっかりチェックしてみないとどこまでＯＫなのかわからないし最初から工賃も言えません。実際に痛んでるとこ見てもらわないと
オーナー自身も車体の現状わからないですよねー。この後悪い個所を実際に見てもらい説明してから次の作業に移ります。
2010年10月03日
１２V化 エレクトリックコンバージョン 点火強化 電装強化関係
MODERN MAGNETO ６V １２V
モダンマグネトー。６V、１２V用各種あり。
トライアンフ プレユニット（Lucas K2F, or K2FC magneto ）、その他ノートンDominator,Atlas,BSA A10 A7, Velocette（ベロセット） MAC, Matchless（マチレス） 等各種。
エンジンが暖まってきて火花が飛ばなくなる、または再始動困難な場合マグネトーの不良が考えられます。ルーカスマグネトーをOHするにも時間とお金がかかり、またOH
（リビルド強化）してもいまいち調子が戻らない等の声により取り扱いしております。
思い切ってこういうモダンなマグネトーはいかがですか？性能はルーカスとは比べ物にならないくらい高性能です。
特徴としてはルーカスマグネトーやBTH、三菱の様に「自家発電で発電しポイントによって火花を飛ばす」システムとは異なり、「ボイヤーのイグニッションKITを使用してフルトラ化」
してバッテリー点火にし、エンジン低回転から高回転まで安定して火花をとばします。
消費電力も少なく（小型のバッテリーでOKですのでレーシングユースにもどうぞ）、点火タイミングがメンテナンスフリーにもなります。
ただしストリートユースの場合、灯火系との絡みもありバッテリー容量の吟味、バッテリー管理はいります。
６V車用、１２V車用ございますのでお客様の車種、ニーズにあったものをチョイスしてください。MO-1、ＢＴＨ他もご相談ください。
＊ 取り付けには配線引きなおし作業と電装知識が必要不可欠です。よって商品は車両持ち込みによる取り付け加工のみの販売とさせていただきます。
詳しくはお問い合わせください。
MODERN DYNAMO １２V
１２V発電モダンダイナモ取り扱っております。TRIUMPH、NORTON、BSA各種あり。写真上はBSA用、下は左からトライアンフ プレユニット、マグノダイノMO１用
とくにルーカス・ダイナモ・E3HMはリペアしようにも部品が入手できずOHが非常に困難です。また、E3Lはまだリペア環境に恵まれてはいますが、例えばアーマチュアや
コイルを巻きなおして１２V化したとしても発電が不安定でいまいち効果がない等の声も耳にします。
ルーカスオリジナルもいいですが、このような高性能なモダンダイナモもございます。是非一度モダンダイナモをご使用ください！ いままでの充電不良、または発電不良が
うそのように解消されます。もちろん現代の車検事情（ライト光量）にも対応します。
ビンテージバイクのデザインを崩さずシンプルなデザインですので、みた目もGOODです。
＊ こちらも色々取り付けや販売をおこなった結果、取り付け・配線にノウハウございますので車両持ち込みによる取り付け加工のみの販売とさせていただきます。詳しくはお問い合わせください。
TRIUMPH T100,3TAなどのツイン車デスビ車の電装強化 
I
サイドポイント用のフルトラKITは各社からでていますが、トライアンフの中排気量車や
ロイヤルエンフィールドなどのツインデストリビューター車は電装強化が困難でした。
ツインデストリビューター車も電装強化相談にのります。写真は市販のイグニッションKITを加工して
ルーカス・ツインデストリビューター「１８D2」に対応させました。外見もなにも変わりなくチューンアップさせています。
取り付けは点火タイミングの知識と加工が必要。車両持ち込みによる取り付け販売のみ。
その他トライアンフ T20 タイガーカブや、BSA C15 B40などのシングルデスビ車もご相談ください。
DUCATI / イタリア車 １２VエレクトリックコンバージョンKIT 
英国車のみでなくイタリア車他、様々な車種に対応した電装チューニングパーツ取り扱っております。
写真は「６Ｖ発電」のイタリア車を「１２Ｖ発電」にコンバージョンし、さらに点火をＣＤＩ点火（エレクトリックイグニッションシステム）に換えるＫＩＴです。
（ドカティ 250 wide case、H-Dスプリント・アエルマッキハーレーに実際取付した写真）
ドカティでしたらナローケースにも対応したＫＩＴもあります。今まで手法はクランクケースやクランクシャフトの加工/表面処理が必要な国産バイクのものを移植流用するだったり、または
クランクシャフトの強度不足が否めないワイドケースの電装移植など、強度計算・加工・金属材質処理等、チューニングが困難でシビアだったシングルドカティ-ナローケース系にどうぞ。
もちろんワイドケース系もございます。ナローケース・ワイドケースともに取付にはクランクケース・クランクシャフト加工なしで取り付けでき、強度等不安なく取付できます。
またアエルマッキやＭＶアグスタ、スペイン車系のブルタコやモンテッサ、スズキＲＶ９０-１２５などの日本旧車のＫＩＴもございますのでまずはお問い合わせください。
ビンテージバイクの充電不良・発電不良・電装強化にどうぞ。点火もＣＤＩになりますので始動性が格段の向上し、ポイント調整や点火タイミング調整もメンテナンスフリーになります。
エンジン内部に完全に収まるのでビンテージバイクのデザインを崩しません。
＊ 対応車種 ＊
一部紹介いたします。下記に記載されていない車種はお問い合わせください。
・ Ducati / 100 125 175 200 250 narrow case / 250 350 450 wide case
・ Aermacchi / 175 250 350 Harley-Aermacchi ４ストローク
・ MV Agusta / 350 twin ・ Bultaco 250/350 ・ ＢＭＷ Single
・ SUZUKI RV90/125 ・ YAMAHA SR 500
＊ 取り付けには配線引きなおし作業と電装知識が必要不可欠です。よって商品は車両持ち込みによる取り付け加工のみの販売とさせていただきます。詳しくはお問い合わせください。
ＤＵＣＡＴＩ シングル用ステーターコイル
ＤＵＣＡＴＩシングル用ステーターコイル、ナローケース、ワイドケース各種あります。
2010年09月09日
ＴＲＩＵＭＰＨ Ｔ２０ タイガーカブ
写真はＴＲＩＵＭＰＨ Ｔ２０タイガーカブのフルトラ１２Ｖ化とキャブを日本製キャブに取り付け加工した写真です。
オーナーのトラカブを「もっと日常不安なく足として使いたい」というワガママ！？なオーダーにより取り付け加工しました。この手のオーダーで英車におこなうのは点火方式の変更、キャブの変更などですが、トラカブ用にＫＩＴがでていないので大変苦労しました。
まず、ポイント式にフルトラＫＩＴの取り付けは簡単なのですが、このトラカブはデスビ式で、デスビをフルトラ化するには加工を要し、点火タイミングを合わせるにも一苦労です。しかしフルトラ化のいい所は一度点火タイミングを合わせてしまえばメンテナンスフリーになる所で、ただでさえメンテナンス箇所の多い英車にこれは大きなメリットといえます。もちろん始動性もよくなり、わずかですがトルク感もあがります。そして１２Ｖ化もしていますのでライトも明るく、各バルブの入手も楽で、出先、旅先のトラブルにも対応しやすいです。
次にキャブですが、以前はアマルの別体フロート（モノブロック以前の）のキャブが付いていて、これはこれで味があって好きなのですが、何せオーダーが「日常不安なく」ですから」・・・（笑）。別体フロートは右側にフロート室があるので、バイクを右や左に傾けていると油面が変わり、混合比が変わります。確かにちょっと始動性などで扱いずらいキャブではあります。
そこで日本製の高性能なキャブに換えようというわけになるわけですが、トラカブ用のＫＩＴはまずない。トラの６５０用などはありますがトラカブ用は社外どこもだしていない。モンキー、ゴリラなどの社外キャブを使うとセッティング（つまりお金、工賃）がものすごくかかる。マニホールドも・・・・。
そこでオーダーでトラカブ用のキャブを特別に発注いたしました。しかし、やはりポン付けというわけにはいかず、マニホールドの製作は必要で取り付け加工に苦労しました。
やっと取り付け終わったと思いましたがもう一つ問題が！
今回キャブにエアフィルターとＥ／Ｇの熱をうけない為の断熱材をつけようと思っていたのですが、キャブとフレーム間（正確にはフレームから飛び出しているＯＩＬタンク、電装ＢＯＸ）のクリアランスが少なく、どんなに薄いエアフィルターを使っても入らない！
しょうがないのでフレームに熔接を施し、ＯＩＬタンク、電装ＢＯＸを後方にずらして取り付けをおこないました。
やっとエンジンがかけられる様になり、逸る気持ちを抑え、エンジンをかけてみると明らかに以前と違う！始動性が抜群に良くなっている！
ここでも喜ぶ気持ちを抑え、今度は試乗してみるとやはり以前と走りが違う！！
まずトルク感が格段にアップ、つまり早い。体感できます。そして渋滞などでＥ／Ｇが熱を持ってきてもアイドリングが安定している。アクセルを軽く煽っていなくても止まらない。現行車っぽい（笑）。
オーナーも喜んでくれて非常に苦労の甲斐のある仕事でした。
このトラカブ用のキャブは当店で販売しておりますので興味のある方はお問い合わせください。ただし取り付けには加工を要するので、車両持込による取り付け加工のみの販売とさせていただきます。
2010年04月07日
WORK内容 こんなことやってます。
いままで当店でおこなった一部作業です。コメントを付けて振り返ってみました。１９４９ NORTON ES２
E/G腰上OH、電装、メンテナンス、新規車検他。ヤフオクで買った車両とのことですが、充電系が
まったく機能していなくダイナモをあけてびっくり、コイルがいません。ルーカスダイナモE3HMは
パーツがなくモダンダイナモ１２V化しました。オイル漏れもキテたのでE/G腰上OH。
タペットアジャスターのネジもバカになっていたので開けてよかった・・・・・。
BSC規格ネジ（BSWではなく）修正に汗。
TRIUMPH T20 タイガーカブ
トライアンフタイガーカブ販売納車整備。上の写真は要望により腰上ばらした写真です。
当然バルブまわり、燃焼室は清掃＆バルブのすり合わせ。点検といってもそのまま組むわけには
いかないのです。
そして当店の整備のスタンダード １２V フルトラ化 電装新規 これだけやって車両込みの値段
です。キャブはスドコミクニ化要望によりオプション。部品代だけください。今回はキャブ込みの
値段にしました。
トラカブやBSA C15などの小排気量車の英国車を選択される方は「現行車のように乗れる」ことを
重視している方が多いようでウチで販売する場合、元の車両にアマルのモノブロックかコンセント
リックが付いている車両以外はキャブ新品込みの値段にしています。
ZENITHやアマルTYPE３２なんて論外、プレモノブロックもダメ。取り外したらあげるんで
「素敵なお部屋のインテリア」として部屋にでも飾ってください。
んでキャブのスドコミクニ化。やるたんびにフランジの製作がうまくなります。スドコミクニ化は
始動も抜群によくなるし、ノーマルに比べて走行もパワーアップするのでお勧めです。
消耗した時のアフターパーツも大丈夫ですので安心してお使いください。車両持込による
取り付け販売もおこなっていますので始動が悪くて困っている方などご相談ください。
TRIUMPH T120 ユニットE/G
車検、メンテナンス、車体OH。写真はリアスプロケットの交換です。ユニットE/G車両には写真の
ようにドラムブレーキとスプロケットが一体のもので後ろがギアにはめ込むタイプのものと、
スプロケットが分割式でスプロケのみ交換できたりネジでハブに留めるタイプの２種類あります。
年式（フレーム・E/G番号）である程度わかりますが英国車はっきりいってアテになりません。
パーツ注文する時は車体をよくみて、できればバラし、現物をよくみてから注文しましょう。
ご自身のバイクのワークショップマニュアル（ヘインズで可）やパーツリストを保持していることも
メンテナンスやパーツ注文でとても重要ですよ。
60' ROYAL ENFIELD CONSTELLATION 700
６０年代 MADE IN ENGLANDのROYAL ENFIELDです。とても状態のいい車両でした。
電装新規６Ｖ→１２Ｖ化、他メンテナンス一式 。デスビのフルトラ化です。 ブレーキシュー張替え。
当時のROYAL ENFIELD は非常に作りが高級感あふれ乗り心地も良かったです。
ノートンコマンドに似ているような。振動あまり感じません。
現行販売しているENFIELDが悪いとかという意味ではありません。むしろ私好きです。
このことに関してはいつかブログに書きたいと思います。車体の写真撮り忘れたのが残念。
DUCATI SCR 350
ドカティシングルのE/G OHです。特殊工具自作しました。禁断のオイルポンプOHも。
あととても貴重なクランク横写真です。オイルレベルゲージがいかに役にたたないかが
わかるはず。左ネジも多いんでバラす人は慎重に。今度詳しく書きます。
DUCATI SCR 450
ドカティシングルネタをもう１つ。写真は４５０SCRです。４５０SCRでも後期のモデル。よく写真を
見てください。そして上の３５０SCRのヘッドと比べてください。
そうです。タペットアジャスターになっています。ヘインズのマニュアルやパーツリストをみても
そんなこと一言も書いてありません。DUCATI MECCANICA発行のワイドケースマニュアルにも
書いていません。普通、ナローケースのドカ、ワイドケース初期MONZAは別にして、ドカシングル
ワイドケースはDOHCのエンジンのようにシム調整でクリアランス設定する機構が一般的に記載
されている情報です。
それはSCRのようにノンデスモも同じです。しかしあるんです。こういう機構も。
資料を沢山集めると記載されている書籍もあります。先ほどDUCATI MECCANICA発行のワイド
ケースマニュアルにも書いてないと書きましたが、特殊工具の使い方の所にちらっとだけでてきま
す。間違い探しじゃないんだから。しかもロッカーピン抜く為の別にいらない特殊工具のとこだし（笑）。
だだし、この記載されている写真というか絵はナローケースのマニュアルの使いまわしの写真
なので特に決め手となりません。
実際このような状況になって初めて書籍を買いあさったり調べたりすると、または持っている資料を
読み飛ばさないでもう一度じっくり見てみると、その時初めて見えてくる情報もあります。
あとヘアピンスプリングのドカだけでなく、バルブスプリング使用のドカシングルなんてのもあります。
こちらは１９７４年のスパニッシュメイドのMARK３がそうで、その他にもフランス仕様やイギリス仕様
の２５０、３５０、４５０があったようです。
しかしこのアジャスト付きロッカーのことは、ソリッドとアジャスト付き「２種類ある」のみしか記載されて
おらず、年式でなのか、それとも英車によくある「そのへんの在庫パーツで生産しちゃった」なのか
よくわかりません。しかし、タペットアジャスターの作りはとても凝っていて（バルブヘッドを押すところ
がフレキシブル！しかも英車レースシングタペットでお馴染みのマッシュルームヘッドタペット構造）
とてもいい加減に組んだとは思えません。車体から、やはり７４年スパニッシュメイドモデルイギリス
仕様です。誰か知ってたら教えてください。
これらのことをつらつら書いたのは、別に「ちゃんと資料残しとけよ」とか「これだから450cc
ドカは・・・」とかそういうことを言いたいのではありません。なぜなら英車（特にT１００）には「普通」
の世界だからです。「高級なブランドイメージがあるDUCATI社だけど過渡期はみんな色々あるのね・・」と
親近感湧きませんか？
H-D 48 FL
ハーレー４８パンです。リンカート製のキャブ調整に苦労しました。カスタム車でなくオリジナルの
Ｈ−Ｄパンに初めて乗りましたが操作感満点です。オーナーの方も始めはおっかなビックリ乗って
いましたが、今ではバリバリ乗りこなしているようです。
英車系オンリーの店と思われがちですが、OLD H-Dなど車種問わずご相談ください。
モーターサイクルに区別、差別はありません。微力ですがお力になれればと思います。
KAWASAKI W1SA
カワサキW1です。腰上OHその他。ピストン、シリンダーの状態はGOOD。とくに交換する必要なし。
STDのピストンが入っていて、ピストンリングはぼちぼち使用限度に近づいていたので、せっかく開けた
のだから交換しようと・・・・、しかし！ ＳＴＤのピストンリングがでない！ない！当然ピストンも。
オーバーサイズのピストンはアフターパーツででているが、せっかくピストン、シリンダーの状態
がいいのに、たかがピストンリングの為にボーリングかよ〜。トラみたいにシリンダーが新品で
いつでも手に入るならゴリゴリ掘るけど、新品ででないしー、貴重なＳＴＤサイズだしー、まだまだ
使えるシリンダーの寿命を縮めてしまうようなことをするのも（この場合バイク自体の寿命を縮めて
しまう気がして）せっかく生き残ってきたバイクに申しわけない。
あと当時の純正パーツをバカ高く売ってる連中に世話になるのもイヤだし・・・・。どうするか？！
考え抜いたあげく、１つの結論に達しました。 「ピストンリング製作するか・・・」
作るといってもお金をかければなんでもできるわけで、バカ高くちゃ意味がない。オーナーに負担を
かけてはいけません。まずはバイク１台分でも製作してくれるところがあるのか？コストはいったい
いくらなのか？ こういう時持つべき友は（失礼！先輩は）僕らバイク屋より、はるかに高度なことを
おこなっているクラシックカーショップや、Ｚ（車のほう）などのＬ型エンジンのスペシャルチューンナップ
ショップの先輩（年配。度々失礼）です。知ってる人は知ってるけど我が地元にはこの手のすごい店が
ひっそりあるんですよ。父親が機械加工屋でたまにこの方々の金属加工を受けているのでそこも聞きやすい。
父親は金にならん仕事ばかりよこしやがってってブツブツ言ってるけど（笑）。
とにかく聞いてみる。すると「あるよ」とあっさり一言。早速紹介してもらい、話を聞くとバイクの
ピストンリングも製作してくれるそうな。しかも単品からOKで某有名カワサキリプロショップも発注
しているとのこと。張力指定や表面加工もOK。ただしオイルリングはワンピースものになるそうです。
これはいいトコ教えてもらった！ついでにピストンリングについて色々教えてもらい大変勉強になりました。
今後ももちろんレアな英国車やイタリア車でお世話になれます。
そういえばこの間、今手に入るトライアンフのピストン（ヘポライトのことか？）のリングは張力が
強すぎて１年もしないうちに煙吐く、シリンダーを削ってしまって消耗が早いそうな。
ヘポライトは使ったことがない（ウチは安心なのでＧＰＭかＪＰ他をチョイスしてます）ので興味深い話
です。今後はリングの張力設定やあたり形状なども勉強していかねば。
とにかく私の仕事の幅をぐんと広げてくれたお仕事でした。
再メッキ リム組み
BSA A10のリムの再メッキ。再メッキしたので久々にリム組みやってみました。いつもは
外注にだすんですが、メッキかけるのにバラシ作業もあったのでリムとハブの寸法間違われたら
イヤだなと思い自分でやりました。メッキもうまくきれいに仕上がってよかったです。
再メッキはかければ必ずきれいに仕上がるというものでなく、きれいにかけるには母体の
厚みがある程度必要です。錆びてデコボコの表面にメッキかけてもデコボコのピカピカになる
だけできれいに仕上がらないので研磨作業が必要だからです。この作業をきちんとおこなわないと
きれいに仕上がらないどころかすぐ剥げます。
あと材質。磁石に付かないトラのエンブレムなどはメッキできません。お湯(メッキ）につけると解けてしまいます。
今回のは鉄リムで厚さが十分あるパーツなのでOKでした。事前に打ち合わせすることが大切です
のでメッキしたい人はご相談ください。
ちなみに最後の写真はちょうどBSA A10とカワサキ W1の整備が重なったので乗り味など比較
できておもしろかったです。バイク屋さんの役得です。
SUZUKI SW-1
上はクラシックバイクばかりでしたが、現行車もやります。といってもやはりマニアックな車両
でしたが（笑）。今ではレアなスズキSW-1。車両販売整備です。
現行車でも探している車両お申し付けください。探してきます、なんとか（笑）。
異音がしてたのでカムチェーン、ガイド、カム部品新品に換えました。このエンジンはボルティーや
グラストラッカーと一緒で、よくこの手の症状がでてます。乗っていても大丈夫らしいですが本当か？
販売車両なので適当にはできません。ちょっとこれからのオーナーのことも考えて探ってみました。
疑うのはヘッドまわりとカムチェーン。よくＣＢＸなんかにあるチェーンの伸びです。実際新品と比べ
てみました。それが写真右。たての伸びが約３mm、切って１本に伸ばしたらその倍か？あとカムと
チェーンの横ゆれ（ガタ）も結構ある。問題は伸びよりもこっちのほうか。当然チェーン新品交換。
価格も３４００円ちょっと。テンショナーガイドは２５００円くらい。ついでにクランクのガタもチェック。
作業時間工賃のほうが高い。もらいませんが。カウルはずすのも時間かかります。
あとカムが回転する時、カム自体が多少左右に揺れる。８０年台のスズキのバイク、GS400,GS750
がアイドリングで「コトッ・コトッ」とヘッドから音するのはこの横揺れの音です。GS400Eからはカムが
左右に動かないようにシムで調整できます。
SW-1もカムが左右に揺れないようにCリングで固定していますが一応あやしいので交換。ガタが
大幅に減りました。次にロッカーアーム、タペットなど。目視や触ってチェック、問題なさそうなんで
換えなかったけど・・・・。横揺れしてるといけないのでロッカースプリングのみ交換２００円くらい。
ちなみにロッカーアーム、タペットの部品、EXとINで合わせて７０００円くらい。いざ組み上げて
エンジン始動。以前よりかなり音は減った。カムチェーンやその他の音が減った分少しカタカタが
気になるがエンジン温まるにつれ減少した。タペットクリアランスEX0.03〜0.08、IN0.08〜0.13。
現行車でもSOHCなんてこんなもんか。走行自体にはまったく問題ないので安心して乗ってください。
現行車は１度作業すると次回同じ作業の見積もりがだしやすい（余計なすり合わせ作業があまり
ない）のでエンジン音が気になる方はどうぞ。
ただしこのオーナーの方は別にして、しっかり工賃いただきますよ（笑）。あとカウル外して
ネイキットにして持ってきてください。その作業が一番大変で面倒くさい（笑）。
SW-1、タンクなくても走りますから（小物入れになってるだけ）。試乗でみんなが驚いて振り向いていたのは快感でした。
ワンオフパーツ製作
ステム一式作りました。先にも言ったけど実家が機械加工屋なんで。重切削は実家でやります。
町の機械屋といっても、競争で生き残っていかなければならず、昔では考えられないようなM/C
などの工作機械が、今は大体どこの工場でも何台も導入されています。非常に恵まれた環境です。
実家には普通にM/Cや相当特殊なことできる旋盤などがあったので私が密かに尊敬している
レーシングショップを見学させてもらった時、「こんなショボイ設備でこんなすごいパーツ量産
しているの！？」と思うくらいでした。製作は情熱だと知りました。
簡単な機械を使っての加工は私が機械を借りてやりますが、上の写真の様な、はめ合いが必要
とされる加工や、同じラインを何度もトレースするようなプログラミング加工は実家を継いだ弟が
やってくれます。こんな分厚い材料しこしこ削りだしたら大変です。M/Cなら正確に短時間で
切り出してくれます。穴も軸を始点に穴あけ、ボーリング等正確な精度でできます。しかも一度
プログラムを作ってしまえば同じものが何個もできます。最初の段取りが大変なのでそこに
時間は費やされますが、この場合上から穴あけ、ボーリング、切り出し全部加工できるデザイン
にしたのでブツクサ言われながらもやってくれました。遥か昔、図面書く仕事してたので今になって
そうとう役立ってます。サイドのネジ加工はさすがに自分でやれといわれましたが。
よくパーツ買う金がないから作ってといわれますが、それははっきり言って逆です。ワンオフパーツ
製作はとても贅沢な仕事依頼なのです。もしこれを普通に外注にだしたらいくらとられるか？
いや、仕事受けてもらえるか？ 実家パワーはこれからも使っていきたいと思います。
ブツクサうるさいけど。
2010年04月06日
こんなことやってます
写真はＤＵＣＡＴＩスクランブラー３５０のエンジンです。 Ｏ/Ｈ、電装チューンしてんですが、忙しさにかまけてやってなかった(ーー゛)。オーナーさんゴメン。 ゴリンゴリンに回るエンジンにしますから。時速３００�曾个擦襪茲Δ砲靴泙后�←ウソ。
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